調査票の記載のしかた
ミステリーショッパーの仕事のメインとも言えるのが調査票への記載でしょう。これは、飲食店、エステサロン、銀行など、すべての調査に共通するものです。
そもそも依頼主が覆面調査を利用するのは、よりよいサービスを提供するためです。従来のサービスのままだと、競争が激しい業界では取り残されてしまいます。そのために高額な費用を支払い、調査会社に調査を依頼しているのです。
ミステリーショッパーの業務における調査票の記載では、なるべく具体的に記入することがポイントとなります。たんに、美味しい・まずい、などと記載するだけでは、ほとんど調査のメリットがないと言えます。
味については、人それぞれの感じかたがあるため、美味しい・まずいだけでは参考にならないことが多いのです。ここで、一般的な店舗と比べてサービスや接客はどうか、などと具体的に記入されていれば、役立つデータとして活用できます。
スタッフの会話の内容を記入するときも、メリット・デメリットをきちんと分析することが大切です。注文するときに受け答えが悪い、質問に対する答えが丁寧など、なるべく分かりやすく記載することで、依頼主がサービスを向上させるうえでの手助けとなるのです。
調査表の記載については、覆面調査会社のなかには規定を設けているところもあります。文末は「です・ます」「である・であった」など、具体的に指示されることがあるので、ミステリーショッパーの規定について熟読しておきましょう。
覆面調査会社の意向にそえる仕事をすることは、今後の依頼を増やすために大切なポイントになるでしょう。